2007年4月26日 (木)

あいぞめ

地獄少女の二籠をぼちぼち見ています。

レンタルDVDなので未だ全話をカバーしていません。

しかし、面白いですね。前シーズンよりも断然スケールアップして、ドラマ性が増しています。

オープニング映像にも力が入っていて、SNoWの曲ともぴったり♪

でも今回良いなと思ったのはそのエンディング曲。

主役の閻魔あいを演じる能登麻美子さんが歌う 《 あいぞめ 》 です。

これは良い!!

歌詞も良いのですが、何より声質に合った曲だと思います。

加えて映像の方も凝っていて、線香花火をしている あい の姿は印象的です。

能登さんは、閻魔あいという役柄を意識してか、終始無機質な歌い方なのですが、それが 《 あいぞめ 》 という曲にピタリとはまって、切なく果敢無い世界を創り出していると思います。

作曲・詩を担当された 《 savage genius 》 のセルフ・カヴァー版も聴きましたが、個人的には能登版の方が好きですね。

でも聴いててどうしても閻魔あいの顔が浮かんで来ないのはどうしてだろう???

前作のED曲 《 かりぬい 》 の時にも感じていましたが、劇中の閻魔あいの声と、あの歌声にはかなりのギャップがあると思います。

ドラえもんがOP曲を歌って、あ、ドラちゃん!! って言うのが無い感じかな。。。

閻魔あいが歌を歌うというイメージで聴く曲では無く、あくまで、あいを演じる能登が歌うと言うイメージで聴くべきなのでしょうね。

でも本当、良い曲ですよ。

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2007年4月13日 (金)

王と鳥を観て

後の宮崎 駿氏や、高畑 勲氏に多大な影響を与えたと言われる、フランスのアニメーション監督ポール・グリモーの傑作 《 王と鳥(1979年) 》 を観ました。

オリジナルは1952年のアニメーション映画、同グリモー監督の 《 やぶにらみの暴君 》

《 やぶにらみの暴君 》 は当時のプロデューサーが、長期化し資金難に陥った制作情況に終止符を打つため、無理矢理ストーリー等を改変、監督の意向を無視した形で完成させ、劇場公開に至ったという曰く付きの作品です。

監督は納得しなかったものの、映画自体の評価は高く、日本のアニメーション界にも多大な影響を与えたと言われています。

その後、グリモー監督は作品権利を回収。監督にとっては制作途中だった 《 やぶにらみの暴君 》 の制作を再開。

1979年 《 王と鳥 》 として完成させます。

2006年、スタジオジブリ提供により、日本で劇場公開。

翻訳は高畑 勲氏。

 

日本のアニメ界の巨匠達に、強烈に影響を受けたと言わしめただけの事はあります。

作画はもとより、滑らかで躍動感のある動き、その色彩、画面に広がる空間を強く意識したレイアウト、小物にまで至る細かなアイディア。

確かに凄い。

この世界観を、戦後間もない時代に、既に確立していたというのは驚きです。

巨大をイメージさせる表現力の素晴らしさ、奇想天外なストーリーの展開。

映像とピタリとシンクロする珠玉の音楽群。

ディズニーとは明らかに違う演出で、子供向けに・・・という枠だけでは納まらない内容です。

 

宮崎 駿氏自身も言われているように、氏はこの作品の影響をかなり受けた事が窺えます。

ストーリーの展開方法。

巨大な建造物や、絶対的な兵器群の設定。

多用する高所空間描写。

《 未来少年コナン 》 《 ルパン三世 カリオストロの城 》 《 天空の城 ラピュタ 》 等のいろいろなシーンを彷彿とさせます。

《 ジブリの原点 》 というよりは 《 宮崎氏の原点 》 という方が正しい気がしました。

 

とにかく一見の価値有り。

ラストシーンにはジーンときて、余韻が残りました。

アニメーションの最高峰に値する本当にいい作品です。

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2007年3月29日 (木)

見終わりました。地獄少女

昨日やっと 《 地獄少女 》 を、最終話まで見ました。

《 地獄少女 》 とは、人の恨みを晴らしてくれる復讐代理人。

午前0時に、本当に強い恨みを持った人だけがアクセス出来る 《 地獄通信 》 に、恨みの相手を書き込む事で 《 地獄少女 》 が現れて相手を地獄送りにしてくれるというストーリーのアニメです。

《 地獄少女 》 の原作の詳細を知っている訳では無いので、素直にアニメを見ての感想ですが・・・。

予想以上に面白い。

ずっと子供と一緒に見たのですが、子供も面白いと言います。

一番はメインキャラクターのデザインと役柄の設定がしっかりしている点です。それぞれ強固な個性があり、魅力的で感情移入し易いです。

又、毎回同じ流れで進んで行くストーリーでありながら、毎回異なるシチュエーションで最後の糸引きまで持っていく展開も面白い理由のひとつ。人間の心理や、感情の起伏を上手く表現しています。

音楽は、挿入場面をパターン化する事で、そのストーリーの流れを強調する効果を意図的に生み出しています。記憶に焼き付くようなメロディアスな曲が多く、サウンドトラックの役割を十分に果たしている優れた楽曲だと思います。(CDが欲しい)

アニメーション自体はフルデジタル。画質の良さや、配色の鮮やかさが目立ちますが、原画の有り得ないレイアウトや、背景の荒さ、不自然な動画等、TVアニメベースでは予算上なのか、期限上なのか分かりませんが、致し方ない部分もあります。しかし、それ自体がストーリーにストレスを与えるほどのレベルではありません。

ストーリーは後半に掛けて大きく動きだし、見るほどに面白くなって行きます。

特に地獄少女誕生のエピソードは必見。

 

主人公 《 閻魔あい 》 が毎回口にする台詞 『 人を呪わば穴二つ 』 とは昔から良く聞く言葉ですが、呪えば相手にも呪われ、結果二つの墓穴が必要になるという意味です。

一時的な衝動で魔が差す 『 人 』 の愚かさと、果敢なさ・・・

いろんな事を考えさせられる作品です。

機会があれば是非御覧下さい。お薦めです。

最終話は、次回作 『 二籠 』 を意識した終わり方。

是非見たいです。

前にも書きましたけど、オープニングの映像と主題歌・・・ホントに良いですよ!!

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2007年3月17日 (土)

攻殻機動隊の世界観

攻殻機動隊は、原作も含め、映画 『GHOST IN THE SHELL』 から最新の 『Solid State Society』 まで全て見ました。

う~~ん。

何と緻密な設定なんだ。

《攻殻機動隊》は、2030年代の日本を舞台に《公安9課》と呼ばれる特殊治安部隊の活躍を描いた話なのですが、その背景となる世界は創りあげられた世界であるにも関わらず、近未来的現実要素を多分に含んでいる為か、とても引き込まれます。

巨匠宮崎駿氏が語らずして表現する世界観とするなら、この《攻機》は語り尽くして表現する世界観とでも言うべきでしょうか・・・。

ここまで練って創っているのか・・・と随処に於いて脱帽です。

その緻密な世界観こそ、《攻機》ファンを魅了する最大の所以だと思います。

そんな《攻機》シリーズの中でも、一番のお気に入りのエピソードと言えば、《攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG》 第11話の『 草迷宮 -affection- 』です。

ストーリーは御覧になっていない方の為にも詳しくは書きませんが、いろんな選択の中で葛藤しながら生きる子供の話・・・やはりこの特別な近未来の世界を背景に完璧に創り上げられた話です。

言ってみればほぼ有り得ん、という話なのですが・・・最初見た時は涙が止まりませんでした。

四回ぐらい見ても涙が出てましたね。(今はやっと慣れましたけど)

他の話とは一線を画するプロットで、ノスタルジックな描写を多用し、演出のセンスの良さが非常に際立った回です。

更に音楽 菅野よう子さんの、もう言い様の無い情調的なサウンドが、早く泣けと言わんばかりに鑑賞者の感情の起伏を押上げます。

アニメを見て泣いたのは、《火垂るの墓》以来。(子供が出ると泣けるのかな???)

この回が好きなファンの方は多いのでは。

《攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG》 の中でこの話は重要な鍵にもなっています。

正直 《攻機》 で泣くとは思ってなかったですけどね。

 

最近のアニメの中にあって、この《攻殻機動隊》は本当に見応え有り。

仮想近未来の世界を覗いてみたい方にお薦めです。

何故か周りに《攻機》を見た人が居ないのがさみしい・・・。

 

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